Danbooruタグの選び方と組み立て方
Danbooru系タグは、アニメ調モデルにとって伝わりやすい語彙です。ただし、便利だからこそ並べ方と削り方が重要になります。
タグは分類してから選ぶ
Danbooruタグを使うときは、まずタグを種類ごとに分けると扱いやすくなります。大きく分けるなら、人物の基本情報、髪や目などの外見、服装、ポーズ、構図、背景、表情、画風、品質の八つです。たとえば「1girl」「long hair」「blue eyes」「white dress」「standing」「full body」「garden」「smile」「soft lighting」のように、どのタグがどの役割を持つかを意識します。分類しないまま気に入ったタグを足していくと、意味が近い語が重なったり、互いに矛盾したりして、結果が不安定になります。
最初に置くタグは、画像の中心になるものに絞ります。人物数、主役の見た目、服装、画面の距離感が決まれば、絵の土台はかなり固まります。細部の装飾や背景の小物は、土台が安定してから足すほうが安全です。たとえば、いきなり大量のアクセサリー名を入れるより、「simple earrings」「ribbon」「hair ornament」など、画面で見せたいものを二、三個に絞るほうが破綻を避けられます。タグは多いほど正確になるわけではなく、重要な指定が薄まることもあります。
並び順は優先順位のメモとして使う
モデルやUIによって重みづけの扱いは異なりますが、タグの並び順は自分の思考を整理するメモとして役立ちます。おすすめは、主題、人物、衣装、表情とポーズ、構図、背景、光、品質の順です。この順に並べると、どの部分を変えたか後から見返しやすくなります。また、複数の作品を作るときにも共通部分をコピーしやすくなり、シリーズ感を保ちやすくなります。プロンプトは一回限りの呪文ではなく、次の画像を作るための制作ノートでもあります。
タグの選び方で迷ったら、意味が広いタグから始めて、必要なときだけ狭いタグに変えます。「dress」で雰囲気が出るなら、最初から細かいドレス名を指定しなくても構いません。逆に、どうしても制服らしさが必要なら「school uniform」「pleated skirt」「sailor collar」のように分解します。重要なのは、モデルに任せたい部分と自分で決めたい部分を分けることです。すべてを固定すると偶然の良さが減り、任せすぎると狙いがぼやけます。その中間を探すのがタグ設計の面白いところです。
削る作業で絵は洗練される
生成結果が散らかるときは、タグを足す前に削ることを考えます。似た意味のタグ、画面に出ていないタグ、今回の主題に関係が薄いタグを外すだけで、構図がすっきりすることがあります。特に背景タグと小物タグは増えやすく、人物の描写を圧迫しがちです。完成度を上げるには、絵の主役が何かを毎回確認します。人物を見せたいのか、衣装を見せたいのか、背景込みの雰囲気を見せたいのか。目的が決まれば、残すタグも自然に決まります。
Danbooruタグは辞書ではなく、制作の部品箱です。部品を分類し、優先順位を決め、不要なものを外すほど、狙いのあるイラストに近づきます。